RSI Slope Divergence Helper|使い方・全設定 | SG Group
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無料オープンソースPine Script v6

TradingView無料インジケーター

移動窓の回帰計算で価格傾きとRSI傾きを別々に求め、それぞれの標準偏差で正規化して比較します。傾きの一致・不一致、傾き差(Spread)、継続期間、傾き差の最大絶対値、拡大(Expanding)・縮小(Cooling)・横ばい(Holding)を表示します。確定したピボット高値・安値を比べるダイバージェンス検出器ではありません。

オシレーター/モメンタム
TradingView公開ページに掲載された実チャート:RSI Slope Divergence Helper
TradingViewの公開ページに掲載された実チャート画像です。画像内の銘柄、時間足、設定値、価格は撮影時点の例であり、現在値や売買結果ではありません。
目的価格とRSIの傾き差を調べる
向いている人モメンタムの乖離を連続量で確認したい人
主な表示2本の傾き線、傾き差ヒストグラム、不一致状態の経過表
表示場所別ペイン
01 — 概要

「ダイバージェンス」を反転サインに置き換えない

価格の線形回帰傾きは価格の変化率、RSIの回帰傾きはRSIポイントで求めます。単位が異なるため、それぞれを移動窓の標準偏差で正規化します。傾き差(Spread)は「正規化した価格傾き-正規化したRSI傾き」で、符号の不一致と最小傾き条件から状態を分類します。

何を可視化するか

正規化した価格傾き(Price slope)とRSI傾き(RSI slope)の線、傾き差(Spread)のヒストグラム、0線としきい値のガイド、任意の背景色、位相差(Phase gap)の線、継続本数の列、価格上向き・RSI下向き(P+ R−)、価格下向き・RSI上向き(PR+)、方向一致(Align)の各マーカー、状態表を表示します。

仕組み

上側不一致(Upper disagreement)は価格傾きが正でRSI傾きが負、下側不一致(Lower disagreement)は価格傾きが負でRSI傾きが正の状態です。不一致状態の経過記録(Footprint)は、継続期間、傾き差の最大絶対値、拡大・縮小・横ばい、逆正接変換した位相差を追跡します。

単位ごとに正規化する

価格変化率の傾きとRSIポイントの傾きを直接引かず、それぞれを移動窓の標準偏差で割って尺度をそろえます。

符号の不一致を分類する

正規化傾きの最小絶対値(Minimum normalized slope magnitude)を超えた正負の組み合わせから、上側不一致と下側不一致を定義します。

不一致の経過を確認する

発生(Forming)、拡大(Expanding)、縮小(Cooling)、横ばい(Holding)に加え、継続期間、最大値、位相差を使って、一時点ではなく不一致状態の推移を記述します。

02 — 導入と初期設定

TradingViewへの追加手順

公開スクリプトをチャートへ追加し、まず初期値で表示の出所と動きを確認します。設定変更は一度に一項目だけ行ってください。

RSI Slope Divergence Helper

RSI Slope Divergence Helperの公開ページを開き、TradingView上でチャートへ追加します。SG Groupサイトへの会員登録は不要です。

  1. 下の「TradingView で使う」を開きます。
  2. TradingView のページで「Use on chart」を選び、チャートへ追加します。
  3. 歯車アイコンの「Settings」→「Inputs」を開き、まず初期値のまま表示を確認します。
  4. 対象銘柄・時間足に合わせ、設定は一度に一項目ずつ変更します。
まず初期値で観察一度に変える設定は一つ銘柄・時間足・データを確認

複数インジケーター表示時の誤認防止

重なった線・帯・背景・表は、同じ情報が二重に描画されているだけの場合があります。表示の重複を「根拠が強い」「シグナルが一致した」と解釈しないでください。 このツールは別ペインに表示されますが、標準RSI、ほかのダイバージェンス・ヒストグラム、背景色、状態表を同じ領域へ重ねると、0線、しきい値、色、マーカーが重複します。

  • 最初は価格傾き線、RSI傾き線、傾き差だけを残し、位相差線の表示(Show phase gap line)と継続本数の表示(Show episode duration plot)はオフにする。
  • 補助線の表示(Show helper lines)を、ほかのオシレーターの0線やしきい値と混同しないよう、どちらか一方を非表示にする。
  • 背景色の表示(Show background tint)とマーカー表示方式(Marker display mode)は初期設定のオフを維持し、ほかの乖離表示の色やラベルと重ねない。
  • 情報表の表示(Show dashboard table)をオフにするか位置を変え、別のオシレーター表を覆わないようにする。
03 — チャートの読み方

迷わない読み順

数値や色を単独で結論にせず、表示の成立条件、継続時間、価格との位置関係を順に確認します。

2本の傾きを先に読む

価格傾き(Price slope)とRSI傾き(RSI slope)の符号と大きさを確認してから、傾き差(Spread)を読みます。

状態としきい値を確認する

傾きが小さいと「傾きが小さい状態(Flat / low slope)」になり、わずかな差だけでは不一致として扱われません。

不一致の経過を確認する

拡大中でも乖離が続くことがあり、縮小中でも価格が大きく動かないまま乖離が消えることがあります。

表示語・状態の意味

Aligned upward / downward

価格傾きとRSI傾きが同じ方向を向く状態です。継続を保証するものではありません。

Upper disagreement

価格傾きが正、RSI傾きが負の状態です。弱気反転の予告ではありません。

Lower disagreement

価格傾きが負、RSI傾きが正の状態です。強気反転の予告ではありません。

Flat / low slope / Mixed slopes

傾きが小さいか、明確な分類に当てはまらない状態です。

Forming / Expanding / Cooling / Holding

不一致状態の発生、傾き差の絶対値の拡大、縮小、変化が小さい状態を示します。

Phase gap

逆正接変換した2本の傾きの角度に似た隔たりです。確率や確信度ではありません。

04 — 英語設定項目の日本語マニュアル

英語設定項目の日本語マニュアル

設定画面に表示される英語名をそのまま掲載し、日本語で役割を説明します。初期値は公開ソース確認時点の値です。TradingView側の更新で変わる場合があります。

小さな画面では、各設定を一項目ずつ縦型カードで表示します。

Calculation

8 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Price sourceclose価格回帰傾きの元系列を選びます。
RSI sourcecloseRSI計算の元系列を選びます。
RSI length14 | min: 2RSIの計算期間です。
Slope length21 | min: 2価格とRSIの回帰傾きを測る参照期間です。
Normalization length100 | min: 5各傾きをそれぞれの標準偏差で正規化する期間です。
Smoothing length (display)3 | min: 1表示用の正規化傾きをならす期間です。
Minimum bars before classification100 | min: 0状態分類を始める前に待つ最低バー数です。
Use automatic warm-up floortrueRSI・傾き・正規化・平滑化に必要な履歴がそろうまで自動で待ちます。

Thresholds

4 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Minimum normalized slope magnitude0.35 | min: 0 | step: 0.05上向きまたは下向きとみなす正規化傾きの最小絶対値です。
Disagreement threshold1.0 | min: 0 | step: 0.05傾き差による不一致判定と、正負のガイド線に使うしきい値です。
Spread motion threshold0.05 | min: 0 | step: 0.01傾き差の絶対値が1本の足でどれだけ変化したら、拡大または縮小とみなすかを指定します。
Disagreement event filterDirection + spread threshold | options: Direction only, Direction + spread thresholdマーカーとアラートの条件を、傾き方向の不一致だけにするか、傾き差のしきい値到達も求めるかを選びます。状態分類自体は変わりません。

Events and live behavior

6 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Marker display modeOff | options: Off, Disagreement only, All eventsマーカーなし、不一致のみ、方向一致の回復を含む全イベントの表示を切り替えます。
Show agreement-restored markerfalse傾きの不一致が解消し、同じ方向へ戻ったときの一致回復マーカーを表示します。
Confirm events on bar closetrue確定足だけでイベントを成立させます。無効にすると、未確定の足でイベントが変化することがあります。
Minimum disagreement bars for event1 | range: 1–20マーカーやアラートを出す前に、不一致状態が連続して必要なバー数です。
Event cooldown bars0 | range: 0–50イベント後に次のイベントを許可するまでの待機本数です。表に表示する状態は変えません。
Show realtime status in tabletrue現在の足が確定済みかリアルタイムかを表に表示します。

Footprint

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show footprint table rowstrue標準表示と詳細表示に、不一致状態の経過記録に関する行を表示します。
Show compact footprint rowtrue簡潔表示にも、不一致状態の経過記録を示す行を表示します。
Show phase gap linefalse価格傾きとRSI傾きの位相角差を縮尺調整した線で表示します。
Show episode duration plotfalse現在の不一致状態の継続本数を棒グラフで表示します。
Phase gap scale divisor45.0 | min: 1 | step: 1位相差線をペインへ収める表示縮尺です。計算値そのものは変えません。
Phase gap line color#9B7FD5位相差線の色です。
Disagreement bars color#6B7280不一致状態の継続本数を示す棒の色です。

Display

4 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show helper linestrue正規化した価格傾き線とRSI傾き線を表示します。
Show spread histogramtrue2本の傾きの差を示すヒストグラムを表示します。
Show background tintfalse価格上昇・RSI低下、または価格低下・RSI上昇の不一致中に背景色を表示します。
Show threshold guidestrue0線と正負の不一致しきい値のガイドを表示します。

Dashboard readability

15 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show dashboard tabletrue状態情報パネルを表示します。
Table layoutCompact | options: Compact, Standard, Detailed表に表示する情報量を選びます。
Table positionTop right | options: Top left, Top center, Top right, Middle left, Middle center, Middle right, Bottom left, Bottom center, Bottom rightチャート内での表の位置を選びます。
Dashboard text sizeNormal | options: Tiny, Small, Normal, Large表本文の文字サイズを選びます。
Header text sizeNormal | options: Tiny, Small, Normal, Large表ヘッダーの文字サイズを選びます。
Use fixed table cell sizingfalse下記の列幅と行高を使用します。無効にすると、内容に合わせて自動調整されます。
Label column width0 | range: 0–100固定時のラベル列幅です。0は自動です。
Value column width0 | range: 0–100固定時の値列幅です。0は自動です。
Row height0 | range: 0–20固定時の本文行高です。0は自動です。
Header row height0 | range: 0–20固定時のヘッダー行高です。0は自動です。
Table frame width1 | range: 0–5表の外枠の太さです。
Table border width1 | range: 0–5表のセル境界線の太さです。
Use alternating row backgroundtrue行背景を交互に切り替えて読みやすくします。
Highlight current state rowtrue現在の状態を示す行を強調表示します。
Show bar status in compact layoutfalse簡潔表示にも、足の確定状態を示す行を追加します。

Visual customization

25 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Price slope line color#5B9CF6正規化価格傾き線の色です。
RSI slope line color#E0883C正規化RSI傾き線の色です。
Spread color#4DB6AC傾き差ヒストグラムの基本色です。
Upper disagreement color#D98880価格傾きが上向き・RSI傾きが下向きの不一致に使う背景色と強調色です。
Lower disagreement color#7FB3D5価格傾きが下向き・RSI傾きが上向きの不一致に使う背景色と強調色です。
Zero line color#787B860線の色です。
Threshold line color#5D606B正負の不一致しきい値を示すガイド線の色です。
Marker color#B2B5BEイベントマーカー背景の色です。
Marker text color#D1D4DCイベントマーカー文字の色です。
Table header background#2A2E39表ヘッダー背景の色です。
Table cell background#1E222D表セル背景の色です。
Table alternate row background#232733交互行背景の色です。
Table state highlight background#33384A状態を強調する行の背景色です。
Table text color#D1D4DC表本文の文字色です。
Table state text color#FFFFFF状態を強調する行の文字色です。
Table header text color#D1D4DC表ヘッダーの文字色です。
Table border color#3A3E4Aセル境界線の色です。
Table frame color#3A3E4A表外枠の色です。
Histogram transparency50 | range: 0–100傾き差ヒストグラムの透明度です。
Background tint transparency90 | range: 0–100不一致状態で使う背景色の透明度です。
Marker transparency0 | range: 0–100イベントマーカーの透明度です。
Header background transparency0 | range: 0–100ヘッダー背景の透明度です。
Cell background transparency0 | range: 0–100セル背景の透明度です。
Alternate row transparency0 | range: 0–100交互行背景の透明度です。
State highlight transparency0 | range: 0–100状態を強調する行の背景の透明度です。
05 — アラート

通知は事実の変化を知らせるだけ

アラートは公開ソースに定義された状態・到達・切替イベントです。売買指示ではありません。

  • 上側または下側の傾き不一致(Upper slope disagreement / Lower slope disagreement)。
  • 傾きの一致回復(Slope agreement restored)。
  • 傾き差が上側または下側のしきい値を通過(Spread crossed above threshold / Spread crossed below threshold)。
06 — 制限と注意点

売買シグナルではありません

本ツールは分析・可視化を目的とし、投資助言、売買推奨、将来予測、利益や精度の保証を行いません。表示は入力値、銘柄、時間足、データフィードに依存します。実際の取引判断はご自身の責任で行ってください。

ピボット型ではない

確定した高値・安値を比較する古典的なダイバージェンス検出ではなく、移動窓で求めた2本の傾きの符号差です。

反転を予測しない

上側不一致を弱気反転、下側不一致を強気反転と断定することはできません。不一致は続くことも解消することもあります。

感度は計算期間に依存する

RSI期間、傾き計算期間、正規化期間、平滑化期間、しきい値によって感度は大きく変わります。初期値は最適化済みの値ではありません。

重要

「上側」「下側」という位置の表現を売買方向へ置き換えないでください。価格傾き、RSI傾き、傾き差、不一致状態の経過記録は同じ2系列から派生しており、4つの独立した根拠ではありません。

07 — FAQ

よくある質問

ピボット型との違い、上側・下側という名称の非方向性、正規化、不一致状態経過記録を整理します。

RSI Slope Divergence Helper無料で使えますか?

はい。SG GroupTradingViewで公開しているオープンソースの無料インジケーターです。利用時はTradingViewの規約と公開スクリプトの条件も確認してください。

初めて使うときに設定を変える必要がありますか?

まずは公開時の初期値で表示と状態変化を観察してください。その後、銘柄・時間足・データフィードに合わせて一項目ずつ変更すると、どの設定が表示へ影響したかを判別しやすくなります。

ほかのインジケーターと同時に表示できますか?

可能ですが、同種の線・帯・背景色・テーブルが重なると出所を誤認しやすくなります。片方ずつ表示して確認し、重複要素を非表示にしてください。線が重なっただけで根拠が強くなったとは判断できません。

表示は売買シグナルですか?

いいえ。公開説明に忠実な分析・可視化用のコンテキストです。エントリー、エグジット、利確、損切り、将来価格、利益や勝率を示すものではありません。

上側不一致(Upper disagreement)は弱気ダイバージェンスですか?

いいえ。確定したピボット高値を比べる古典的な弱気ダイバージェンスとは異なります。移動窓で求めた現在の価格傾きが正、RSI傾きが負という状態を示すだけで、反転を予測しません。

情報源と更新方針

本ページはSG Groupの公開中一覧、TradingView上の実説明、公開ソースの入力定義に基づく取扱説明書です。表示名や初期値は公開スクリプト更新後に変わる場合があります。