Supertrend Transition Framework|使い方・全設定 | SG Group
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短期(Fast)・基準(Base)・長期(Slow)の3組のスーパートレンドをATRから計算し、方向の一致、終値から基準境界線(Base trail)までのATR単位の距離、境界圧力(Pressure)、直近の方向転換(Flip)、接触(Touch)、連続転換(Cascade)、境界線の傾き、ATRの変化を中立的に整理します。

トレンド/ATR境界
TradingView公開ページに掲載された実チャート:Supertrend Transition Framework
TradingViewの公開ページに掲載された実チャート画像です。画像内の銘柄、時間足、設定値、価格は撮影時点の例であり、現在値や売買結果ではありません。
目的スーパートレンド転換前後の状況
向いている人ATR境界の距離と履歴を見たい人
主な表示3本の境界線、状態表、任意のイベント表示
表示場所価格チャート上
01 — 概要

1本の転換線から、3つのプロファイルの文脈へ

基準境界線(Base trail)を主表示にし、短期(Fast)7×2、基準(Base)10×3、長期(Slow)21×4を初期値として比較します。少なくとも2つのプロファイルが有効なときだけ方向一致度(Agreement)を判定し、基準境界線への近さを境界圧力(Pressure)として0〜100の値に換算します。

何を可視化するか

短期/基準/長期の境界線(Fast/Base/Slow trail)、簡潔(Compact)〜詳細(Detailed)から選べる状態表、任意表示の背景色、基準プロファイルの方向転換(Base flip)または全イベントのラベルを表示します。状態表では、状態(State)、状態識別子(Fingerprint)、転換状況(Transition context)、方向一致度(Agreement)、境界距離(Boundary distance)、転換後の経過本数(Flip age)を確認できます。

仕組み

各プロファイルでATR帯と方向を更新し、方向を表す符号の平均から方向一致度(Agreement Score)を計算します。境界圧力(Pressure)は、基準境界線(Base trail)までの距離を指定したATR距離範囲と比較し、近いほど高くなる0〜100の値へ換算したものです。方向転換(Flip)の確率ではありません。

2つ以上のプロファイルで方向一致度(Agreement)を判定

基準(Base)を含む有効なプロファイルが2本未満のときは方向一致度(Agreement)を判定せず、有効なプロファイルが2本以上必要(Need 2+ valid profiles)と表示します。

距離と境界圧力(Pressure

境界距離(Boundary distance)は、終値と基準境界線(Base trail)の絶対距離を基準プロファイルのATRBase ATR)で割った値です。境界圧力(Pressure)は、境界線に近いほど高くなる表示尺度です。

方向転換(Flip)・接触(Touch)・連続転換(Cascade

転換後の経過本数(Flip age)、境界への新規接触、指定した参照期間内に起きた同方向の転換連鎖を別々に記録します。

02 — 導入と初期設定

TradingViewへの追加手順

公開スクリプトをチャートへ追加し、まず初期値で表示の出所と動きを確認します。設定変更は一度に一項目だけ行ってください。

Supertrend Transition Framework

Supertrend Transition Frameworkの公開ページを開き、TradingView上でチャートへ追加します。SG Groupサイトへの会員登録は不要です。

  1. 下の「TradingView で使う」を開きます。
  2. TradingView のページで「Use on chart」を選び、チャートへ追加します。
  3. 歯車アイコンの「Settings」→「Inputs」を開き、まず初期値のまま表示を確認します。
  4. 対象銘柄・時間足に合わせ、設定は一度に一項目ずつ変更します。
まず初期値で観察一度に変える設定は一つ銘柄・時間足・データを確認

複数インジケーター表示時の誤認防止

重なった線・帯・背景・表は、同じ情報が二重に描画されているだけの場合があります。表示の重複を「根拠が強い」「シグナルが一致した」と解釈しないでください。 標準のスーパートレンド、ATRストップ、ケルトナーチャネル、複数のプロファイルを同時表示すると、階段状の境界線と水平参照線が重なります。初期設定では基準プロファイルだけを表示し、線の出所を一つずつ確認してください。

  • 短期プロファイル(Fast profile)と長期プロファイル(Slow profile)では、線を表示(Show line)を初期値のオフ(OFF)のままにし、まず基準プロファイル(Base profile)の線だけを確認します。
  • 複数の境界線を表示する場合は、色(Color)・太さ(Width)・透明度(Transparency)を明確に分け、ほかのスーパートレンドはいったん非表示にします。
  • 背景色とイベントラベルは、背景やラベルを表示するほかのインジケーターと同時に使用しないでください。
  • 複数の境界線が一致することや、全プロファイル連続転換(Full cascade)を、複数の独立した売買根拠として数えないでください。
03 — チャートの読み方

迷わない読み順

数値や色を単独で結論にせず、表示の成立条件、継続時間、価格との位置関係を順に確認します。

基準(Base)と有効本数を確認

有効なプロファイルが必要(Need profiles)、基準プロファイルが必要(Need base profile)、準備中(Warming up)のいずれかが表示されている間は、まだ状態(State)を判定できません。これらが表示されなくなってから状態を読みます。

方向一致度(Agreement)と距離を分離

方向の一致と基準境界線への近さは別の軸です。高い境界圧力(Pressure)を転換予測にしません。

履歴を確認

転換後の経過本数(Flip age)、直近の境界接触(Last boundary touch)、一部/全体の連続転換(Partial/Full cascade)は、いずれも直近の履歴であり、次の方向を予測するものではありません。

表示語・状態の意味

Upward / Downward agreement

2本以上の有効なプロファイルで、方向一致度がしきい値以上に達した状態です。将来の方向予測ではありません。

Mixed profiles

有効なプロファイルの方向が一致条件を満たしていない状態です。

Boundary distance

終値と基準境界線の絶対距離を、基準プロファイルのATRで割った値です。

High / Moderate / Low pressure

現在価格が基準境界線にどの程度近いかを示します。高い値でも、転換確率を意味しません。

Partial / Full cascade

参照期間内に、一部またはすべての有効なプロファイルが基準方向へ転換した履歴です。

Rising / Falling / Flat trail

基準境界線自体の傾きを示します。価格の勢いとは別の情報です。

04 — 英語設定項目の日本語マニュアル

英語設定項目の日本語マニュアル

設定画面に表示される英語名をそのまま掲載し、日本語で役割を説明します。初期値は公開ソース確認時点の値です。TradingView側の更新で変わる場合があります。

小さな画面では、各設定を一項目ずつ縦型カードで表示します。

Calculation

4 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Band sourcehl2ATRバンドの中心に使う価格系列です。
Flip sourcecloseスーパートレンドの方向転換を判定する価格系列です。
Confirm events on bar closetrue確定足だけでイベントを成立させます。
Use automatic warm-uptrue各プロファイルのATR期間や比較期間に必要な履歴がそろうまで、自動で待機します。

Fast profile

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Enabletrue短期プロファイルを計算対象にします。
ATR length7 | min: 1短期プロファイルのATR期間です。
Multiplier2.0 | min: 0.1 | step: 0.1短期プロファイルのATR倍率です。
Show linefalse短期のスーパートレンド線を表示します。
Color#787B86短期のスーパートレンド線の色です。
Width1 | range: 1–4短期のスーパートレンド線の太さです。
Transparency40 | range: 0–100短期のスーパートレンド線の透明度です。

Base profile

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Enabletrue主軸となる基準プロファイルを計算対象にします。
ATR length10 | min: 1基準プロファイルのATR期間です。
Multiplier3.0 | min: 0.1 | step: 0.1基準プロファイルのATR倍率です。
Show linetrue基準のスーパートレンド線を表示します。
Color#2962FF基準のスーパートレンド線の色です。
Width2 | range: 1–4基準のスーパートレンド線の太さです。
Transparency0 | range: 0–100基準のスーパートレンド線の透明度です。

Slow profile

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Enabletrue長期プロファイルを計算対象にします。
ATR length21 | min: 1長期プロファイルのATR期間です。
Multiplier4.0 | min: 0.1 | step: 0.1長期プロファイルのATR倍率です。
Show linefalse長期のスーパートレンド線を表示します。
Color#B2B5BE長期のスーパートレンド線の色です。
Width1 | range: 1–4長期のスーパートレンド線の太さです。
Transparency40 | range: 0–100長期のスーパートレンド線の透明度です。

Structure thresholds

11 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Agreement threshold60 | range: 0–100プロファイルの方向一致を上向きまたは下向きと判定する、方向一致得点のしきい値です。
Pressure ATR window2.0 | min: 0.1 | step: 0.1境界までの距離を0〜100の圧力へ換算する際のATR距離範囲です。
High pressure threshold70 | range: 0–100強い圧力状態の判定と圧力アラートに使うしきい値です。
Boundary touch tolerance ATR0.15 | min: 0 | step: 0.05高値または安値が境界線に届かない場合でも、接触とみなす許容距離をATR単位で指定します。
Cascade lookback20 | range: 1–200同じ方向への転換の連鎖を調べる過去のバー数です。
Trail slope lookback5 | min: 1基準のスーパートレンド線の傾きを算出する比較期間です。
Trail slope flat threshold %0.02 | min: 0 | step: 0.01スーパートレンド線を横ばいとみなす変化率のしきい値です。
ATR drift lookback10 | min: 1基準プロファイルのATR変化率を算出する比較期間(バー数)です。
ATR drift threshold %5.0 | min: 0 | step: 0.5基準プロファイルのATRを上昇・低下・安定に分ける、変化率のしきい値です。
Minimum state bars for event1 | range: 1–20一致・混在・圧力の各イベントを成立させるために必要な、状態の継続本数です。
Event cooldown bars0 | range: 0–50直前のイベントから次のイベントまで空けるバー数です。

Display

10 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show context tabletrue状態表を表示します。
Table layoutCompact | options: Compact, Standard, Detailed状態表に表示する情報量を選びます。
Table positionTop right padded | options: Top right padded, Top right, Top center, Middle right, Bottom right, Bottom center状態表の位置を選びます。右上余白付きでは、右上に追加の余白を確保します。
Table text sizeNormal | options: Tiny, Small, Normal, Large状態表の本文文字サイズです。
Label modeOff | options: Off, Base flips, All eventsチャート上に表示して保持するイベントラベルの範囲を選びます。
Show background tintfalse状態に応じた背景色を表示します。
One event per bartrue同一バーで最優先イベントだけを採用します。
Maximum event labels50 | range: 10–200チャート上に保持するイベントラベル数の上限です。
Show realtime statustrue足の確定済み/リアルタイム状態を状態表に表示します。
Show bar status in compact layoutfalse簡潔表示にも、足の確定・リアルタイム状態を示す行を追加します。

Context table style

9 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Header text sizeNormal | options: Tiny, Small, Normal, Large状態表の見出し文字サイズです。
Frame width1 | range: 0–5テーブル外枠の太さです。
Border width1 | range: 0–5セル境界線の太さです。
Alternating rowstrue行背景を交互に変えます。
State row highlighttrue現在の状態を示す行を強調します。
Top right padded spacing2 | range: 0–8右上余白付きの配置で確保する余白量です。
Fixed cell sizingfalseセル寸法を固定値で指定します。無効にすると自動調整されます。
Label/value width0 | range: 0–30固定表示時のラベル列と値列の幅です。0にすると自動調整されます。
Row/header height0 | range: 0–10固定表示時の本文行と見出し行の高さです。0にすると自動調整されます。

Visual customization

14 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Positive structure color#26A69A上向き構造色です。
Negative structure color#EF5350下向き構造色です。
Neutral structure color#B2B5BE混在・中立構造色です。
Active trail color#FFA726現在の基準スーパートレンド線を強調する色です。
Table background#1E222D | transparency: 10状態表の基本背景色と透明度です。
Table header background#2A2E39 | transparency: 0状態表の見出し背景色と透明度です。
Table text color#D1D4DC状態表の本文文字色です。
Table alt row background#2A2E39 | transparency: 40状態表の交互行に使う背景色と透明度です。
Table state highlight#2962FF | transparency: 70現在状態の行を強調する背景色と透明度です。
Table border color#363A45セル境界色です。
Table frame color#363A45テーブル外枠色です。
Fill / tint transparency90 | range: 0–100境界線間の塗りと状態背景色の透明度です。
Label transparency10 | range: 0–100イベントラベル透明度です。
Label text color#FFFFFFイベントラベル文字色です。
05 — アラート

通知は事実の変化を知らせるだけ

アラートは公開ソースに定義された状態・到達・切替イベントです。売買指示ではありません。

  • 基準スーパートレンドが上向き/下向きへ転換(Base Supertrend flipped upward / downward)。
  • 各プロファイルが上向き/下向きで一致(Profiles reached upward/downward agreement)、各プロファイルの方向が混在(Profiles became mixed)。
  • 境界圧力がしきい値へ到達(Boundary pressure reached threshold)、境界への接触を確認(Boundary touch observed)、連続転換の状況が変化(Cascade context changed)。
06 — 制限と注意点

売買シグナルではありません

本ツールは分析・可視化を目的とし、投資助言、売買推奨、将来予測、利益や精度の保証を行いません。表示は入力値、銘柄、時間足、データフィードに依存します。実際の取引判断はご自身の責任で行ってください。

境界線は遅行する

ATR境界は過去の価格から計算されます。方向一致度(Agreement)は、続くことも、解消することも、反対方向へ転じることもあります。

境界圧力(Pressure)は確率ではない

高い値は境界線に近いことを示すだけで、リスクの大きさ、転換確率、推奨ストップを示しません。

初期値は最適化値ではない

ATR期間(ATR length)、倍率(Multiplier)、帯の基準価格(Band source)、転換判定価格(Flip source)を変えると、すべての境界線が変わります。銘柄別の最良設定ではありません。

重要

基準境界線、方向一致度、境界圧力、連続転換は、同じATR境界群から派生する関連情報です。それぞれを独立した売買根拠として重ねて数えず、表示線をそのままストップ注文や売買方向の判断へ結び付けないでください。

07 — FAQ

よくある質問

方向一致度、境界圧力、接触、連続転換、初期パラメータの意味を整理します。

Supertrend Transition Framework無料で使えますか?

はい。SG GroupTradingViewで公開しているオープンソースの無料インジケーターです。利用時はTradingViewの規約と公開スクリプトの条件も確認してください。

初めて使うときに設定を変える必要がありますか?

まずは公開時の初期値で表示と状態変化を観察してください。その後、銘柄・時間足・データフィードに合わせて一項目ずつ変更すると、どの設定が表示へ影響したかを判別しやすくなります。

ほかのインジケーターと同時に表示できますか?

可能ですが、同種の線・帯・背景色・テーブルが重なると出所を誤認しやすくなります。片方ずつ表示して確認し、重複要素を非表示にしてください。線が重なっただけで根拠が強くなったとは判断できません。

表示は売買シグナルですか?

いいえ。公開説明に忠実な分析・可視化用のコンテキストです。エントリー、エグジット、利確、損切り、将来価格、利益や勝率を示すものではありません。

高い境界圧力(High boundary pressure)は、反転が近いという意味ですか?

いいえ。現在価格と基準境界線との近さを0〜100の値に換算しただけで、反転確率、リスクの大きさ、推奨ストップを示しません。

情報源と更新方針

本ページはSG Groupの公開中一覧、TradingView上の実説明、公開ソースの入力定義に基づく取扱説明書です。表示名や初期値は公開スクリプト更新後に変わる場合があります。