Ichimoku Cloud Thickness Spectrum|使い方・全設定 | SG Group
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先行スパンABの距離を、ATR比・価格比率(%)・価格差のいずれかで正規化し、その履歴内順位と拡大・収縮を可視化します。将来へ投影される一目雲の「向き」「厚み」「厚みの変化」を別々に読みます。

トレンド/一目雲
TradingView公開ページに掲載された実チャート:Ichimoku Cloud Thickness Spectrum
TradingViewの公開ページに掲載された実チャート画像です。画像内の銘柄、時間足、設定値、価格は撮影時点の例であり、現在値や売買結果ではありません。
目的将来雲の幾何を研究
向いている人一目雲の相対厚みを見たい人
主な表示雲、厚みの濃淡、厚み変化線、厚み表示、イベント
表示場所価格チャート上
01 — 概要

雲の向き・厚み・厚みの変化を混同しない

転換線、基準線、先行スパンABを古典式で計算し、2本の先行スパン間の距離を選択した尺度で正規化します。現在の厚みを自身の履歴内で順位化し、平滑化した厚みの変化を拡大・収縮・安定の3状態に分類します。状態の頻繁な切り替わりはヒステリシスで抑えます。画面表示は英語固定で、言語を切り替える設定はありません。

何を可視化するか

転換線、基準線、任意表示の遅行スパン、先行雲と境界線、厚み順位に応じた透明度、雲内部の濃色帯、厚み変化線、3行の厚み表示、確認済みの将来雲のねじれと薄雲の接合部を表示します。

仕組み

先行スパンABを先行表示幅(Displacement)の分だけ前方へ描画しますが、未来データは読みません。価格と雲の位置関係の判定には、現在の足へ整列した過去計算済みのスパンを使います。薄雲の接合部は左右のピボット、突出度、間隔を確認してから確定するため、表示は意図的に遅れます。

相対厚み順位

ATR・価格比率(Percent)・生値(Raw)で正規化した厚みを順位計算期間(Percentile lookback)内で順位化し、薄い(Thin)から極厚(Extreme)へ分類します。

厚み変化の判定

厚みの変化率が感度のしきい値を超えると拡大または収縮と判定し、より小さい解除しきい値を下回ると安定へ戻します。

確認済みイベント

将来雲のねじれと抽出済みの薄雲接合部は、確定足でのみ通知します。確認前の位置へ表示(Allow before confirmation)は、確認後にマーカーの描画位置を元の薄化点へ戻す設定で、早期検出ではありません。

02 — 導入と初期設定

TradingViewへの追加手順

公開スクリプトをチャートへ追加し、まず初期値で表示の出所と動きを確認します。設定変更は一度に一項目だけ行ってください。

Ichimoku Cloud Thickness Spectrum

Ichimoku Cloud Thickness Spectrumの公開ページを開き、TradingView上でチャートへ追加します。SG Groupサイトへの会員登録は不要です。

  1. 下の「TradingView で使う」を開きます。
  2. TradingView のページで「Use on chart」を選び、チャートへ追加します。
  3. 歯車アイコンの「Settings」→「Inputs」を開き、まず初期値のまま表示を確認します。
  4. 対象銘柄・時間足に合わせ、設定は一度に一項目ずつ変更します。
まず初期値で観察一度に変える設定は一つ銘柄・時間足・データを確認

複数インジケーター表示時の誤認防止

重なった線・帯・背景・表は、同じ情報が二重に描画されているだけの場合があります。表示の重複を「根拠が強い」「シグナルが一致した」と解釈しないでください。 TradingView標準一目均衡表や別の一目インジケーターと重ねると、転換線(Tenkan)、基準線(Kijun)、先行スパンABSpan A/B)、雲が完全またはほぼ完全に二重描画されます。最優先で重複を除去してください。

  • 標準一目均衡表を非表示にしてから転換線を表示(Show Tenkan)、基準線を表示(Show Kijun)、雲を表示(Show cloud)、先行スパンABの境界線を表示(Show Span A and B edges)を一つずつ確認する。
  • 雲内部の濃色帯を表示(Show dense inner core)と厚み変化線を表示(Show expansion spine)は本ツール固有の追加描画として識別する。
  • 現在雲の内側で確定した足を強調(Highlight closes inside current cloud)を他のローソク着色と同時使用しない。
  • 先行雲の厚み表示を表示(Show forward thickness readout)の位置を調整し、将来領域の別ラベルと重ねない。
03 — チャートの読み方

迷わない読み順

数値や色を単独で結論にせず、表示の成立条件、継続時間、価格との位置関係を順に確認します。

将来雲の方向(Future cloud direction)を確認

上向き/下向きの雲(Bullish/Bearish cloud)は先行スパンABSpan A/B)の上下関係で、価格の売買方向ではありません。

順位(Rank)と正規化厚みを確認

P値は同じ銘柄・時間足・設定・履歴内の順位で、他市場との強さ比較ではありません。

厚み変化(Motion)と確定状態を確認

拡大/収縮/安定(Expanding/Contracting/Stable)と未確定/確定(Live/Confirmed)を分け、未確定バーの変化を確定イベント扱いしません。

表示語・状態の意味

Thin / Balanced / Thick / Extreme

現在雲厚の履歴内順位分類。普遍的な強弱ではありません。

Expanding / Contracting / Stable

平滑化した厚みの1本の足ごとの変化を、ヒステリシスで分類した状態です。

Bullish cloud / Bearish cloud

将来雲では、先行スパンASpan A)が先行スパンBSpan B)以上なら上向き、未満なら下向きです。売買指示ではありません。

P10 / P90

同じ設定の履歴内百分位順位。市場横断スコアではありません。

Live / Confirmed

現在値が未確定バー中/確定足に基づくことを示します。

Thin-cloud seam

左右ピボットと突出度・間隔で確認済みの局所薄化点。遅れて確定します。

04 — 英語設定項目の日本語マニュアル

英語設定項目の日本語マニュアル

設定画面に表示される英語名をそのまま掲載し、日本語で役割を説明します。初期値は公開ソース確認時点の値です。TradingView側の更新で変わる場合があります。

小さな画面では、各設定を一項目ずつ縦型カードで表示します。

1. General

1 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Use confirmed values in readouttrue最新の足が未確定の間だけ、厚み表示に直前の確定足の値を使います。

2. Ichimoku Structure

12 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Conversion length (Tenkan)9 | range: 1–500転換線の高安中値を計算する期間です。
Base length (Kijun)26 | range: 1–500基準線の高安中値を計算する期間です。
Leading Span B length52 | range: 1–1000先行スパンBの高安中値を計算する期間です。
Displacement26 | range: 1–100雲を前方へ先行表示する本数です。
Offset alignmentTradingView-compatible | options: TradingView-compatible, Exact bar countTradingView互換」は先行表示幅より1本少ない位置に、「入力値どおり」は指定した本数をそのまま表示位置に使います。
Show Tenkantrue転換線を表示します。
Show Kijuntrue基準線を表示します。
Show Chikoufalse遅行スパンを表示します。
Tenkan width2 | range: 1–4転換線の太さです。
Kijun width2 | range: 1–4基準線の太さです。
Chikou width1 | range: 1–4遅行スパンの太さです。
Cloud edge width1 | range: 1–4先行スパンABの境界線の太さです。

3. Thickness Research

10 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Thickness basisATR | options: ATR, Percent, Raw雲の厚みをATR比、価格比率(%)、価格差のどれで測るかを選びます。
ATR length26 | range: 1–500厚みの基準にATR比を選んだ場合のATR期間です。
Percentile lookback252 | range: 20–2000現在の厚みを履歴内で順位化するための参照期間です。
Expansion smoothing5 | range: 1–100厚み変化をならすEMA期間です。
Expansion sensitivity (%)0.35 | range: 0–25 | step: 0.05厚みの1本の足あたりの変化率が、拡大または縮小の判定へ入るしきい値です。
Motion release ratio (%)55.0 | range: 0–100 | step: 5拡大・収縮状態から安定へ戻るための解除しきい値を、主しきい値に対する比率で指定します。
Near-zero motion floor (%)5.0 | range: 0.1–50 | step: 0.5雲のねじれ付近で変化率が急増するのを抑える、分母の下限です。
Thin threshold percentile20.0 | range: 1–49 | step: 1薄いと判定する厚み順位の上限です。
Thick threshold percentile70.0 | range: 51–95 | step: 1厚いと判定する厚み順位の下限です。
Extreme threshold percentile90.0 | range: 60–100 | step: 1極厚と判定する厚み順位の下限です。

4. Visuals

19 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show cloudtrue雲の塗りを表示します。
Show Span A and B edgestrue先行スパンABの境界線を表示します。
Show expansion spinetrue雲中点に拡大・収縮・安定の色付き線を表示します。
Expansion spine width2 | range: 1–4厚み変化線の太さです。
Show dense inner coretrue厚い雲の内側に濃色帯を表示します。
Core width (% of cloud)38.0 | range: 5–90 | step: 1雲内部の濃色帯が、雲の厚みに占める比率です。
Core minimum percentile60.0 | range: 0–100 | step: 1雲内部の濃色帯を表示し始める厚み順位です。
Thin cloud transparency92 | range: 0–100薄い順位側の雲透明度です。
Thick cloud transparency67 | range: 0–100厚い順位側の雲透明度です。
Core opacity boost16 | range: 0–60雲内部の濃色帯を追加で濃くする量です。
Show forward thickness readouttrue将来雲付近に3行の厚み表示を追加します。
Readout text size12 | range: 8–24 | step: 1厚み表示の文字サイズです。
Readout transparency4 | range: 0–100厚み表示の背景の透明度です。
Bold readout texttrue厚み表示の文字を太字にします。
Automatic text contrasttrue背景色に応じて白・黒文字を自動選択します。
Show Live/Confirmed tagtrue厚み表示の値が未確定か確定済みかを示します。
Readout horizontal shift (bars)0 | range: -25–50 | step: 1厚み表示だけを横へ移動します。計算やアラートは変わりません。
Highlight closes inside current cloudfalse現在バーに整列した雲内で終えたローソクを着色します。
Inside-cloud bar transparency20 | range: 0–100現在雲の内側で終えたローソク足に使う色の透明度です。

5. Events and Alerts

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show future twist markerstrue確認済みの将来雲の交差を三角形で表示します。
Show confirmed thin seamstrue条件を満たした確認済み局所薄化点を表示します。
Thin-seam pivot bars3 | range: 1–20局所最小を確認する左右バー数です。右側分だけ認識が遅れます。
Minimum seam prominence5.0 | range: 0–50 | step: 0.5ピボットの両側で必要な厚み順位の反発幅です。0にするとフィルターを無効にします。
Minimum seam spacing8 | range: 0–250採用する薄雲接合部同士の最低間隔です。0にするとフィルターを無効にします。
Allow seam placement before confirmationfalse確認後にマーカーを元の投影位置へ戻して描きます。早期検出ではありません。
Enable dynamic alertstrue有効にすると、アラート()関数からイベント内容を動的な通知文として送ります。

6. Colors

16 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Tenkan color#00BCD4転換線色です。
Kijun color#FF9800基準線色です。
Chikou color#9C27B0遅行スパン色です。
Span A edge#26A69A先行スパンAの境界線の色です。
Span B edge#EF5350先行スパンBの境界線の色です。
Bullish cloud#009688先行スパンAが先行スパンB以上のときの雲の色です。
Bearish cloud#E53935先行スパンAが先行スパンB未満のときの雲の色です。
Expanding spine#2979FF厚みが拡大しているときの厚み変化線の色です。
Contracting spine#7E57C2厚みが収縮しているときの厚み変化線の色です。
Stable spine#9E9E9E厚みが安定しているときの厚み変化線の色です。
Twist marker#FFEB3B将来雲の交差を示す三角形の色です。
Thin-seam marker#FF4081確認済みの薄雲接合部を示す「X」マーカーの色です。
Inside-cloud bars#FFC107現在雲の内側で終えたローソク足の色です。
Bullish readout background#00695C上向きの将来雲で使う厚み表示の背景色です。
Bearish readout background#B71C1C下向きの将来雲で使う厚み表示の背景色です。
Manual readout text#FFFFFF文字色の自動調整を無効にした場合に使う、厚み表示の文字色です。
05 — アラート

通知は事実の変化を知らせるだけ

アラートは公開ソースに定義された状態・到達・切替イベントです。売買指示ではありません。

  • 将来雲のねじれを方向別に通知(Any/Bullish/Bearish future cloud twist)。
  • 雲が薄い状態へ移行/同状態を解消(Cloud enters/leaves thin state)、雲が厚い状態へ移行(Cloud enters thick state)。
  • 終値位置が現在雲の上/下へ移行(Close position transitions above/below current cloud)。
  • 雲が拡大/収縮を開始(Cloud begins expanding/contracting)、確認済みの薄雲接合部を検出(Confirmed filtered thin-cloud seam)。
06 — 制限と注意点

売買シグナルではありません

本ツールは分析・可視化を目的とし、投資助言、売買推奨、将来予測、利益や精度の保証を行いません。表示は入力値、銘柄、時間足、データフィードに依存します。実際の取引判断はご自身の責任で行ってください。

厚い雲は保証ではない

厚い(Thick)/極厚(Extreme)は相対厚みで、支持・抵抗、継続、利益を保証しません。薄い(Thin)もブレイクアウト予告ではありません。

順位は履歴依存

P値は現在設定の履歴内順位です。準備期間不足、非時間足、疎なデータで安定性や見え方が変わります。

未確定バーは更新する

リアルタイム中は転換線/基準線/先行スパン、透明度、厚み変化が終値確定まで変わり得ます。

重要

上向きの雲(Bullish cloud)、厚い(Thick)、拡大(Expanding)を三つの独立した買い根拠として数えないでください。すべて同じ一目雲幾何から派生する説明変数です。

07 — FAQ

よくある質問

厚み順位、厚み変化、将来投影、確認遅延、現行の英語画面を整理します。

Ichimoku Cloud Thickness Spectrum無料で使えますか?

はい。SG GroupTradingViewで公開しているオープンソースの無料インジケーターです。利用時はTradingViewの規約と公開スクリプトの条件も確認してください。

初めて使うときに設定を変える必要がありますか?

まずは公開時の初期値で表示と状態変化を観察してください。その後、銘柄・時間足・データフィードに合わせて一項目ずつ変更すると、どの設定が表示へ影響したかを判別しやすくなります。

ほかのインジケーターと同時に表示できますか?

可能ですが、同種の線・帯・背景色・テーブルが重なると出所を誤認しやすくなります。片方ずつ表示して確認し、重複要素を非表示にしてください。線が重なっただけで根拠が強くなったとは判断できません。

表示は売買シグナルですか?

いいえ。公開説明に忠実な分析・可視化用のコンテキストです。エントリー、エグジット、利確、損切り、将来価格、利益や勝率を示すものではありません。

雲を先へ描くのは未来データを見ているのですか?

いいえ。現在までの価格から計算した先行スパンABSpan A/B)を先行表示幅(Displacement)先へ表示しているだけです。価格対雲判定には現在バーへ整列した過去計算スパンを使います。

情報源と更新方針

本ページはSG Groupの公開中一覧、TradingView上の実説明、公開ソースの入力定義に基づく取扱説明書です。表示名や初期値は公開スクリプト更新後に変わる場合があります。