Volatility Regime Dashboard|使い方・設定 | SG Group
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価格で正規化したATRの履歴内順位と、短期・長期ATR比(Fast/Slow ATR)という別系統の二つの測定値を照合します。両方が同じ側で一致したときだけ、収縮(Compressed)・通常(Normal)・拡大(Expanded)の状態を更新します。

ボラティリティ/ATR
TradingView公開ページに掲載された実チャート:Volatility Regime Dashboard
TradingViewの公開ページに掲載された実チャート画像です。画像内の銘柄、時間足、設定値、価格は撮影時点の例であり、現在値や売買結果ではありません。
目的値動きの活発さを分類
向いている人ボラティリティ環境を比較したい人
主な表示順位線、背景、状態表
表示場所別枠
01 — 概要

一つのATR値ではなく、二つの測定値の一致を見る

ATRを価格で割った値の履歴内順位と、短期ATRを長期ATRで割った比率を別々に判定します。状態の戻り判定に幅を持たせて表示を保持しますが、方向、反転、次の値幅を予測するツールではありません。

何を可視化するか

0〜100のATR順位線、収縮/拡大のしきい値、任意の状態背景、現在状態、短期・長期ATR比(Fast/Slow ATR)、二つの測定値の一致、継続足数(Persistence)、ATR期間を表に表示します。

仕組み

両方の測定値が拡大(Expanded)または収縮(Compressed)で一致したときだけその状態へ移り、両方が中立帯に戻ったときに通常(Normal)へ移ります。不一致の間は直前の状態を保持します。

価格で正規化したATR順位

ATRを価格で割って銘柄ごとの価格水準の違いを抑え、指定した参照期間内で0〜100の順位にします。

短期・長期ATR

短期ATRが長期ATRより大きいか小さいかで、直近の値幅の拡大・収縮を測ります。

一致と継続足数

二つの測定値の一致で表示のちらつきを抑え、同じ値幅状態が続いた足数を継続足数(Persistence)で示します。

02 — 導入と初期設定

TradingViewへの追加手順

公開スクリプトをチャートへ追加し、まず初期値でATR順位線、背景色、状態表の出所と変化を確認します。設定は一度に一項目だけ変更してください。

Volatility Regime Dashboard

Volatility Regime Dashboardの公開ページを開き、TradingViewでチャートへ追加します。SG Groupサイトへの会員登録は不要です。

  1. 下の「TradingView で使う」を開きます。
  2. TradingView のページで「Use on chart」を選び、チャートへ追加します。
  3. 歯車アイコンの「Settings」→「Inputs」を開き、まず初期値のまま表示を確認します。
  4. 対象銘柄・時間足に合わせ、設定は一度に一項目ずつ変更します。
まず初期値で観察一度に変える設定は一つ銘柄・時間足・データを確認

複数インジケーター表示時の誤認防止

重なった線・帯・背景・表は、同じ情報が二重に描画されているだけの場合があります。表示の重複を「根拠が強い」「シグナルが一致した」と解釈しないでください。 別枠表示のため価格線とは衝突しにくい一方、ほかのATR順位線や値幅状態の背景と重ねると、同じ色やしきい値線が二重になり、状態が一致したように見えます。

  • 同じ表示枠へ入れたほかのATR順位線を一度非表示にする。
  • 値幅状態の背景表示(Show regime background)を複数ツールで同時に使わず、背景色の出所を一つにする。
  • 状態表の表示(Show context table)を無効にするか、表の配置(Table position)を変更し、ほかの状態表と重ねない。
  • 二つのツールがどちらも拡大(Expanded)であっても、計算期間と定義が違えば同一根拠として数えない。
03 — チャートの読み方

迷わない読み順

ATRの履歴内順位と短期・長期ATR比を別々に確認し、両者の一致と現在状態の継続本数を順に読みます。

履歴蓄積中の表示を確認

履歴蓄積中(Warming up)は、分類に必要な履歴がまだ足りない状態です。参照期間に十分な足があるか確認します。

二つの測定値を別々に読む

ATR順位(ATR %ile)と短期・長期ATR比(Fast/Slow ATR)が、それぞれどの状態かを確認します。

一致と継続を確認

測定値の一致(Measures agree)と継続足数(Persistence)を読み、状態が新しいか長く続いているかを区別します。

表示語・状態の意味

Warming up

指定した履歴がまだ不足しており、値幅状態を確定していません。

Compressed

二つの測定値が収縮側で一致した状態です。将来の価格放れを予告しません。

Normal

二つの測定値が中立帯に戻った状態です。

Expanded

二つの測定値が拡大側で一致した状態です。価格の方向性は含みません。

Measures agree

二つの測定値が同じ非中立側かを、はい/いいえ(YesNo)で示します。

Persistence

現在の値幅状態が連続した足数です。

04 — 英語設定項目の日本語マニュアル

英語設定項目の日本語マニュアル

設定画面に表示される英語名をそのまま掲載し、日本語で役割を説明します。初期値は公開ソース確認時点の値です。TradingView側の更新で変わる場合があります。

小さな画面では、各設定を一項目ずつ縦型カードで表示します。

Measures

4 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
ATR length14; range: 2-200価格正規化ボラティリティの計算に使うATR期間です。
Percentile lookback252; range: 20-2000正規化ATRの順位を測る過去バー数です。
Fast ATR length5; range: 1-100短期・長期ATR比の短期側に使う期間です。
Slow ATR length20; range: 2-300短期・長期ATR比の長期側に使う基準期間です。

Thresholds

4 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Percentile: compressed below25.0; range: 0.0-100.0; step: 1.0ATR順位がこの値以下なら、順位側の判定を収縮とします。
Percentile: expanded above75.0; range: 0.0-100.0; step: 1.0ATR順位がこの値以上なら、順位側の判定を拡大とします。
Ratio: compressed below0.90; range: 0.10-1.00; step: 0.01短期・長期ATR比がこの値以下なら、比率側の判定を収縮とします。
Ratio: expanded above1.10; range: 1.00-3.00; step: 0.01短期・長期ATR比がこの値以上なら、比率側の判定を拡大とします。

Display

11 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Table positionTop Right; options: Top Right | Top Left | Bottom Right | Bottom Leftコンテキスト表の配置です。
Show context tabletrueボラティリティ状態と各判定値を示す情報表を表示します。
Compact tablefalse「2つの判定が一致」の表示とATR期間を省略し、表を小型化します。
Table text sizeLarge; options: Small | Normal | Large | Huge情報表の文字サイズです。
Table text colorcolor.white情報表の文字色です。
Table label background#1e222d項目名セルの背景色です。
Table value background#2a2e39値セルの背景色です。
Shade pane background by regimetrue現在のボラティリティ状態に対応する色で、ペイン背景を薄く塗ります。
Compressed colorcolor.blue収縮状態の表示色です。
Normal colorcolor.gray通常状態の表示色です。
Expanded colorcolor.orange拡大状態の表示色です。

Alerts

1 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Alert only on bar closetrue値幅状態の変更通知を確定足だけで評価します。
05 — アラート

値幅状態の変化を知らせる通知

通知は公開ソースに定義された値幅状態の変化を知らせるもので、売買指示ではありません。

  • 値幅状態の変化(Volatility regime changed)は、表示状態が変わった事実を通知します。
  • 確定足だけで通知(Alert only on bar close)の初期値は有効で、確定足だけを対象にします。
06 — 制限と注意点

売買シグナルではありません

本ツールは分析・可視化を目的とし、投資助言、売買推奨、将来予測、利益や精度の保証を行いません。表示は入力値、銘柄、時間足、データフィードに依存します。実際の取引判断はご自身の責任で行ってください。

方向を示さない

拡大(Expanded)は上昇、収縮(Compressed)は反転予告という意味ではありません。値幅状態だけを記述します。

参照期間に依存する

参照期間が短すぎると不安定になり、長すぎると変化が遅くなります。履歴不足では順位が安定しません。

価格データが前提

ATRを終値で割るため、正でかつゼロでない価格を前提とします。初期しきい値は特定市場向けに最適化された値ではありません。

重要

値幅状態は現在の状況分類であり、次の値動きや利益を予測しません。方向性、価格構造、リスク量は別に評価してください。

07 — FAQ

よくある質問

二つの測定値、状態の戻り判定幅(ヒステリシス)、必要な履歴量、方向を示さない性質を整理します。

Volatility Regime Dashboard無料で使えますか?

はい。SG GroupTradingViewで公開しているオープンソースの無料インジケーターです。利用時はTradingViewの規約と公開スクリプトの条件も確認してください。

初めて使うときに設定を変える必要がありますか?

まずは公開時の初期値で表示と状態変化を観察してください。その後、銘柄・時間足・データフィードに合わせて一項目ずつ変更すると、どの設定が表示へ影響したかを判別しやすくなります。

ほかのインジケーターと同時に表示できますか?

可能ですが、同種の線・帯・背景色・テーブルが重なると出所を誤認しやすくなります。片方ずつ表示して確認し、重複要素を非表示にしてください。線が重なっただけで根拠が強くなったとは判断できません。

表示は売買シグナルですか?

いいえ。公開説明に忠実な分析・可視化用のコンテキストです。エントリー、エグジット、利確、損切り、将来価格、利益や勝率を示すものではありません。

収縮(Compressed)の後は必ず拡大(Expanded)になりますか?

なりません。収縮(Compressed)は現在の相対的な値幅収縮を示すだけで、そのまま続いたり通常(Normal)へ戻ったりします。次の方向や値幅を予測する表示ではありません。

情報源と更新方針

本ページはSG Groupの公開中一覧、TradingView上の実説明、公開ソースの入力定義に基づく取扱説明書です。表示名や初期値は公開スクリプト更新後に変わる場合があります。