Bollinger Bands Asymmetry Attribution|使い方・設定 | SG Group
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基準線より上と下のばらつきを分け、「その側に何回現れたか」と「現れたときの二乗偏差がどれほど大きいか」へ分解します。上下別に安定化した非対称バンドと、その寄与の変化、現在位置を一つの表で確認できます。

非対称バンド/ばらつきの要因分解
TradingView公開ページに掲載された実チャート:Bollinger Bands Asymmetry Attribution
TradingViewの公開ページに掲載された実チャート画像です。画像内の銘柄、時間足、設定値、価格は撮影時点の例であり、現在値や売買結果ではありません。
目的上下のばらつきと、その頻度・偏差要因を区別
向いている人価格のばらつき・収縮に加え、上下の非対称性が生じた理由を調べたい人
主な表示上下非対称バンド、寄与・変化要因・位置の表、遷移印
表示場所価格チャート上
01 — 概要

上下の幅と、ばらつきの原因を別々に読む

通常のボリンジャーバンドは一つの標準偏差で上下対称に配置します。本指標の主表示は上下を独立に安定化した非対称バンドです。出来高フィルターや別のオシレーターを組み合わせた点数ではなく、同じ基準線相対の偏差統計から測定を作ります。

何を可視化するか

基準線、上側・下側バンド、上下別の塗り、優勢側の光彩、7行の情報表、バンド外への逸脱・内への再進入・反対側への直接移動の印です。通常のSMA中心の対称バンドは、初期値オフの比較用表示として追加できます。

仕組み

各窓で「観測値−現在の基準線」を計算し、正・負の二乗偏差を別々に合計します。各側の半分散は、その側の二乗偏差合計÷全有効観測数です。頻度=その側の観測数÷全数、条件付き偏差=その側の二乗偏差合計÷その側の観測数なので、未平滑の半分散=頻度×条件付き偏差が成り立ちます。

表示用の安定化と生の寄与を分離

観測が少ない側の分散を窓全体のばらつきへ部分的に近づけ、平方根・倍率・任意RMA平滑化から上下の幅を作ります。この補正はバンド形状だけで、未補正の頻度・偏差・寄与統計は変えません。

現在の偏りと、その変化は別物

ATTRIBは現在の非対称性の要因、SHIFTは前足からの変化要因です。上側寄与がまだ大きい一方で、最新変化が下側へ向かうこともあります。

変化の積を順序に依存せず分解

半分散の変化=頻度変化×条件付き偏差の前後平均+条件付き偏差変化×頻度の前後平均。上下別に分解して上側−下側の変化を評価します。Δ表示は前後窓の総半分散平均で正規化した値で、価格変化率ではありません。

未平滑の恒等式と表の値

MASS・頻度・条件付き偏差は表示の安定化のため別々に平滑化されます。表の値を掛けて未平滑の厳密な等式を検算しないでください。生の変化分解の整合性はデータウィンドウの残差で確認できます。

02 — 導入と初期設定

TradingViewへの追加手順

通常の時間足チャートへ追加し、上側・下側バンド、基準線、右上の表を初期値で確認します。まずSource(分析系列)とBasis type(基準線)を確かめ、一度に一項目だけ変更してください。

Bollinger Bands Asymmetry Attribution

Bollinger Bands Asymmetry Attributionの公開ページを開き、TradingViewでチャートへ追加します。SG Groupへの会員登録は不要です。

  1. 下の「TradingView で使う」を開きます。
  2. TradingView のページで「Use on chart」を選び、チャートへ追加します。
  3. 歯車アイコンの「Settings」→「Inputs」を開き、まず初期値のまま表示を確認します。
  4. 対象銘柄・時間足に合わせ、設定は一度に一項目ずつ変更します。
まず初期値で観察一度に変える設定は一つ銘柄・時間足・データを確認

複数インジケーター表示時の誤認防止

重なった線・帯・背景・表は、同じ情報が二重に描画されているだけの場合があります。表示の重複を「根拠が強い」「シグナルが一致した」と解釈しないでください。 通常のボリンジャーバンド、ケルトナーチャネル、VWAP偏差帯と重ねると、似た上下線や塗りが並びます。比較用の対称バンドも別計算です。どの線を横切った印かを確認してください。

  • 最初は他の帯を非表示にし、シアンの上側線・マゼンタの下側線・基準線を確認する。
  • 通常対称バンドは比較時だけ一つ追加し、主バンドの通知と混同しない。
  • 塗り・光彩・状態表示帯は必要なものだけ残し、固定表は他の表と離す。
  • 三角は初回逸脱、丸は再進入、ひし形は反対側への直接移動です。ひし形一つを複数の独立シグナルと数えない。
03 — チャートの読み方

迷わない読み順

MASSATTRIBSHIFTSTRETCHWINGSNOWの順に、寄与水準・要因・変化・現在位置・幅の動き・過去包含率を読みます。

上下寄与と要因を確認

MASSのシアンが上側、マゼンタが下側で、表示シェアは合計100%。ATTRIBFは観測頻度、Sは条件付き二乗偏差。▲は上側、▼は下側、·は閾値未満、S?は比較標本不足です。

変化の要因を読む

SHIFTF↑/S↑は上下寄与差を上側へ、F↓/S↓は下側へ動かす成分です。現在の価格方向や売買方向の指示ではありません。

その側の幅で位置を測る

STRETCHは基準線からの距離÷同じ側のバンド幅。+1.00xは上端、−1.00xは下端、±0.50xは中間、絶対値1超は外側です。初期値0.8から端の領域として扱います。

幅と実績を照合

WINGSUDは上下の幅、↗/↘/→は拡大/縮小/ほぼ安定。右の比率は上幅÷下幅。NOWは位置または形成中の遷移プレビュー、Cは過去の実現包含率です。

表示語・状態の意味

LIVE / CLOSE

形成中/確定時の実行状態。確定待ち設定でも表は形成中に変動します。

Balanced / Frequency / Severity

頻度・偏差とも閾値未満/頻度だけ偏る/条件付き偏差だけ偏る状態。

Reinforced / Offset

頻度と偏差が同じ側を支持/反対側を支持。方向予測ではなく寄与の構成です。

Sparse / S?

片側の観測数不足により条件付き偏差を比較できません。

No dispersion / Warming

有意な基準線相対のばらつきなし/必要履歴がまだ不足。

SHIFT: Frequency / Severity

最新変化で頻度/条件付き偏差の成分が主因。upperlowerは寄与差の向きです。

SHIFT: Reinforced / Shared / Offset / Stable

同方向の寄与強化/単独主因なしで同じ純方向へ寄与/成分が逆向き/正規化した純変化が閾値未満。

NOW: Upper outside / edge / half

上側外/上側端領域/上側半分。下側も同様でOn basisは基準線上です。

C / U:D

過去の実現包含率/上側幅÷下側幅。いずれも将来確率ではありません。

04 — 英語設定項目の日本語マニュアル

英語設定項目の日本語マニュアル

設定画面に表示される英語名をそのまま掲載し、日本語で役割を説明します。初期値は公開ソース確認時点の値です。TradingView側の更新で変わる場合があります。

小さな画面では、各設定を一項目ずつ縦型カードで表示します。

1. Core Bands

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Sourceclose / options: open, high, low, close, hl2, hlc3, hlcc4, ohlc4基準線・上下寄与・非対称バンド・現在位置に使う価格系列です。初期値は終値。openhighlowcloseは始値/高値/安値/終値、hl2は高安平均、hlc3は高安終値平均、hlcc4は終値を2倍にした高安終値平均、ohlc4は四本値平均です。
Attribution length20 / min 5, max 250分析する移動窓の本数です。初期値20本、5〜250本。各窓の過去値を、その窓の現在の基準線と比較します。過去の各足当時の基準線との差ではありません。
Basis typeSMA / options: SMA, EMA, RMA, WMASMA(単純移動平均)が通常の統計的中心です。EMA(指数)、RMA(ワイルダー式)、WMA(加重)は選んだ基準線に対する研究用の別解釈になります。
Wing multiplier2 / min 0.1, max 10上下別に安定化した二乗平均偏差の平方根へ掛ける倍率です。初期値2。95%などの信頼水準や将来の包含確率を表しません。
Sparse-side stabilization4 / min 0, max 50観測数が少ない側の分散を窓全体のばらつきへ近づける強さです。初期値4。0は、その側に観測がある場合の縮小補正を無効にします。補正対象はバンド形状で、未補正の寄与統計は変えません。
Wing smoothing2 / min 1, max 20上下バンドの距離に使うRMA平滑化です。初期値2。1では安定化後の距離をそのまま使います。平滑化には遅れが生じます。
Show classic symmetric referenceOff通常のSMA中心・標準偏差による対称バンドを比較用に表示します。初期値オフ。主表示の非対称バンドとは計算が異なるため、線の出所を分けて読みます。

2. Asymmetry Attribution

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Attribution smoothing3 / min 1, max 30上下の偏差寄与、観測頻度、条件付き偏差の大きさをRMAで平滑化します。初期値3。各診断値は別々に平滑化されるため、表示数値同士は未平滑の厳密な積の関係を保つとは限りません。
Dominance entry threshold12 / min 1, max 90上下どちらかの寄与優勢へ入るために必要な、平滑化した半分散偏りの絶対値です。初期値12。上側シェア12%という意味ではありません。
Dominance release threshold7 / min 0, max 89一度成立した優勢を小さな逆方向変化で解除しないための閾値です。初期値7。開始閾値より小さく保ちます。
Driver significance threshold6 / min 0, max 80頻度または条件付き偏差の偏りを、寄与要因として有意に扱う絶対値の閾値です。初期値6。統計的な有意確率を示す設定ではありません。
Minimum observations per side3 / min 1, max 25条件付き偏差を上下比較するための各側の最低観測数です。初期値3。実効値は分析窓の半分までに制限されます。不足時はSparseS?となり、中立とは扱いません。
Containment lookback100 / min 10, max 1000選択系列が実際に表示バンド内にあった割合を測る過去本数です。初期値100本。過去の実績であり、将来の包含率の保証ではありません。
Edge zone starts at0.8 / min 0.5, max 0.99バンド端に近い領域の開始位置です。初期値0.8は基準線からその側の幅の80%。1.00がバンド位置です。

3. Mass Shift Attribution

3 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Mass shift smoothing2 / min 1, max 201本前からの上下寄与変化を分けた、頻度・偏差要因へのRMA平滑化です。初期値2。水準の寄与平滑化とは別です。
Mass shift significance threshold2 / min 0.1, max 50正規化した寄与変化の成分を活動中と表示する最低閾値です。初期値2。価格変化率2%ではありません。
Mass shift driver dominance ratio1.25 / min 1, max 5頻度・偏差のどちらかを主因と呼ぶために必要な成分の大きさの比です。初期値1.25。

4. Live Behavior

2 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Confirmed events onlyOn初期値オンでは印と通知が足確定を待ちます。バンドと表は形成中の足でも更新します。オフでは途中の出来事が出現・消失し得ます。
Wing motion threshold %0.5 / min 0, max 20上下それぞれの幅が前足からこの割合以上変わると拡大・縮小の矢印を表示します。初期値0.5%。価格そのものの上下とは別です。

5. Visual Design

20 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show asymmetric wingsOn非対称の上下バンド線を表示します。
Show basisOn選択した移動平均の基準線を表示します。
Show split upper/lower fillOn基準線より上と下を別色で塗り分けます。
Show state railOff基準線の背後へ寄与状態の色を帯状に表示します。初期値オフ。
Show dominant-wing glowOn現在の偏差寄与が優勢な側のバンドだけに半透明の光彩を加えます。
Wing line width2 / min 1, max 5上下バンド線の太さです。
Basis line width2 / min 1, max 5基準線の太さです。
State rail width4 / min 2, max 10基準線背後の状態表示帯の太さです。
Dominant glow width5 / min 2, max 12優勢側の光彩の太さです。
Split fill transparency94 / min 0, max 100上下塗り分けの透明度です。大きいほど薄くなります。
State rail transparency86 / min 0, max 100状態表示帯の透明度です。大きいほど薄くなります。
Dominant glow transparency82 / min 0, max 100優勢側の光彩の透明度です。大きいほど薄くなります。
Upper wingrgba(0,229,255,1)上側バンドの色です。初期値はシアン。
Lower wingrgba(255,77,214,1)下側バンドの色です。初期値はマゼンタ。
Basisrgba(255,209,102,1)基準線の色です。
Upper-mass statergba(88,255,148,1)上側の偏差寄与が優勢な状態の色です。
Balanced statergba(178,120,255,1)上下の偏差寄与が均衡した状態の色です。
Lower-mass statergba(255,96,121,1)下側の偏差寄与が優勢な状態の色です。
Sparse-sample statergba(255,196,74,1)上下比較に必要な観測数が足りない状態の色です。
Classic referencergba(153,165,190,1)比較用の通常対称バンドの色です。

6. Visual Readout

7 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Readout modeVisual / options: Off, VisualVisualで表を表示し、Offで非表示にします。
Readout positionTop right / options: Top right, Middle right, Bottom right, Top left, Middle left, Bottom left表を右上・右中・右下・左上・左中・左下へ配置します。他の固定表と離してください。
Readout text sizeSmall / options: Tiny, Small, Normal表の文字をTiny(極小)、Small(小)、Normal(標準)から選びます。
Axis label clearance %3 / min 0, max 12左右端の表と価格軸ラベルの間に透明な余白を置きます。初期値3%。
Readout backgroundrgba(15,18,29,1)表の背景色です。文字とのコントラストを保ちます。
Readout transparency8 / min 0, max 100表の背景透明度です。初期値8。大きくすると背景が透け、読みづらくなる場合があります。
Readout textrgba(244,247,255,1)表の文字色です。

7. Markers and Alerts

4 項目
実際の英語UI初期値・選択肢日本語での意味と使い方
Show first outside excursionOnバンド内から外へ初めて移った足だけに三角印を付けます。外にいる全足へ付く印ではありません。
Show first re-entryOnバンド外から内へ戻った最初の足に丸印を付けます。
Show direct cross-wing jumpOn片側の外から反対側の外へ直接移った足に、基準線上のひし形を一つ表示します。同じ足への逸脱・再進入の重複印を避けます。
Show dominance-flip markersOff上側・下側の偏差寄与優勢へ移った際の基準線上の印です。初期値オフ。
05 — アラート

8種類の遷移通知

TradingViewのアラート作成画面で対象条件を選びます。初期値のConfirmed events only(確定した出来事のみ)では通知と印が足確定を待ち、バンドと情報表は形成中も変動します。

  • Upper asymmetric excursion startedLower asymmetric excursion started:上側/下側バンド内から外への初回移動。
  • Upper asymmetric re-entryLower asymmetric re-entry:上側/下側の外から内への初回復帰。
  • Direct cross-wing jump to upper sidelower side:片側の外から反対側の外へ直接移動。ひし形一つへ統合され、同じ足の重複印を避けます。
  • Upper semivariance mass dominance startedLower semivariance mass dominance started:上側/下側の半分散寄与が優勢へ移行。
06 — 制限と注意点

売買シグナルではありません

本ツールは分析・可視化を目的とし、投資助言、売買推奨、将来予測、利益や精度の保証を行いません。表示は入力値、銘柄、時間足、データフィードに依存します。実際の取引判断はご自身の責任で行ってください。

確率帯ではない

主バンドは通常のボリンジャーバンドでも信頼区間でもありません。倍率2を95%と解釈できず、Cの過去包含率も将来の包含を保証しません。外側移動だけで買われ過ぎ・売られ過ぎ・反転・継続は判定できません。

現在の基準線との比較

各窓の過去観測値は、その窓の現在の基準線へ対比します。SMA以外の基準線では、算術平均を中心とした通常の半分散とは解釈が異なります。

標本不足を中立と扱わない

両側の最低観測数を満たさない場合、SparseS?を表示します。少数側の形状補正で滑らかな線が描かれても、条件付き偏差の比較が十分になったとは限りません。

形成中の値は変動する

先読みや上位足取得は行いませんが、形成中のバンド・全診断値・現在位置は変わります。確定待ちを外すと印と通知も暫定的になり得ます。合成足では変換済み価格に基づく計算になります。

データウィンドウで数値を照合

上下シェア、頻度・条件付き偏差の偏り、正規化位置、安定化幅、包含率、標本充足、寄与変化、Flow Bridge Identity Residual(変化分解の整合性残差)を確認できます。微小な非ゼロ残差は浮動小数点計算で生じ得ます。

重要

MASSATTRIBSHIFT・幅・光彩は同じ偏差統計を共有します。同時に変化しても独立した複数根拠として数えず、期待収益、勝率、注文量、将来方向へ変換しないでください。

07 — FAQ

よくある質問

通常バンドとの違い、寄与水準と変化、少数標本、過去包含率を整理します。

通常のボリンジャーバンドと同じですか?

主バンドは上下別の条件付き偏差を安定化した非対称形状です。通常のSMA中心の対称バンドは比較用として別に表示できます。

上側寄与60%は上昇確率60%ですか?

いいえ。平滑化した二乗偏差寄与の配分であり、価格方向の確率ではありません。

バンドが滑らかなら標本は十分ですか?

少数側の安定化が形状を滑らかにしても、生の比較標本が増えるわけではありません。SparseS?を確認してください。

MASSSHIFTが逆向きでも正常ですか?

MASSは現在水準、SHIFTは最新変化です。上側優勢のまま下側へ寄与差が縮まることがあります。

無料で使えますか?

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情報源と更新方針

本ページはSG Groupの公開中一覧、TradingView上の実説明、公開ソースの入力定義に基づく取扱説明書です。表示名や初期値は公開スクリプト更新後に変わる場合があります。